医師のご紹介
東京MITクリニック院長 宇野 克明
高度進行がん・末期がんの治療だからこそ、真剣に向き合いたい
近年、広く普及し始めたがん免疫療法も、その選択を誤れば期待した成果は得られません。 例えば自然免疫をになうナチュラルキラー細胞を用いた「NK細胞療法」などは本来、発生初期の未熟ながん細胞を標的とするため、進行がんや末期がんの症例に実施してもその効果はほとんど現れません。同様に特殊な免疫細胞を用いる「樹状細胞療法(ペプチドワクチン)」も、がんに一般的な共通抗原のみを利用する性質上、一部を除き数パーセントの症例で一時的な腫瘍マーカーの改善程度の成果にとどまりました。 さらに、大きな期待がもたれた免疫チェックポイント阻害剤でさえ、利用が進むにつれその効果も2~3割程度に過ぎないことが判明したのです。
がん免疫治療の新しい基準作りを推し進めよう
そこで最新の免疫学研究では、より確実にがん細胞を破壊するため、遺伝子の突然変異によってそれぞれのがんで個別に生じる「真のがんペプチド(ネオアンチゲン)」に対応した免疫治療の導入を提唱し始めました。 しかも、高度に進行したがん症例の免疫システムには、そこに至るまでの長い期間を経て大きな疲労も蓄積しています。そこで、もはや単一の治療法だけでがんを根治できるほどシンプルな状況に無いことも判明し、多くの研究者らが提唱する「がんの微小環境」への複合治療対策も喫緊の重要課題となりました。
限られた貴重な時間を大切に、、、とにかく動こう
そこでこれらを解決するため、MITクループではプレシジョンメディシン(精密医療)の概念にのっとり、新たに「ネオアンチゲン複合免疫治療」も用意いたしました。 この治療では、主軸となる①内因性がんペプチド誘導(ネオアンチゲンの認識・捕捉)に②サイトカイン誘導、③アポトーシス誘導を加え、がんの微小環境対策に④細胞外マトリクス治療等を複合して、従来の免疫療法をはるかにしのぐ成果を目指しています。
ぜひ、一緒に力をあわせ、がんに打ち勝とう!
医療法人社団東京MIT 理事長
医学博士 宇野克明
経歴
1986年: | 東海大学医学部卒業 |
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1986年: | 東京女子医科大学第2外科において一般外科・救急外科を研修 |
1988年: | 杏林大学医学部第1外科・免疫班に転籍、外科手術と併せて非特異的・抗腫瘍免疫治療の研究を行う。 |
1996年: | 横浜市中区の医療法人財団コンフォート病院より理事長として招聘・就任 |
1999年: | これまでの免疫研究を元にして がん免疫検査システム「がん免疫ドック(イムノドック)を開発 |
2000年: | 東海大学医学部外科・研究員として組織適合抗原HLAならびにがん免疫研究を再開 |
2000年: | 上記コンフォート病院内にがん研究部門「免疫研究センター」を開設 |
2004年: | 東海大学医学部・基礎系生体構造機能学教室・非常勤講師(兼任) |
2004年: | ハルピン医科大学・名誉教授に就任(兼任:中国・黒竜江省) |
2005年: | 医療法人財団コンフォート病院理事長を退任・引き続き最高統括理事に就任 |
2007年: | 国連支援交流協会特別顧問に就任 |
2009年: | 免疫学的な腫瘍消失現象(アポトーシス)を強力に誘導する新規医療素材ES-27を開発 |
2009年: | ES-27を用いミトコンドリアレベルから腫瘍のアポトーシスを誘導する“がんミトコンドリア治療”開発 |
2012年: | がん免疫検査システム「イムノドック」を完全リニューアル、「リスクチェッカー」と改称し解析業務を再開 |
2012年: | 新たながん専門医療施設、東京MITクリニックを東京駅前・八重洲に設立、初代院長となる |
2014年: | 東京MITクリニックの法人化に伴い「東京MITクリニック」の名称は「医療法人社団東京MIT・東京MITクリニック」へと変更、初代理事長・院長に就任 |
交通アクセス
〒104-0028
東京都中央区八重洲 2-5-6 KBYビル3F 東京MITクリニック
TEL: 050-3649-6571 電話受付:月〜金曜 9:30〜18:30(土日祝日を除く)
お車でのご来院について
当院の近隣には、コインパーキングなどの駐車場施設が多数あります。
また完全予約制を取っておりますので、必要以上に待ち時間が長くなるようなこともございませんので、安心してお車でご来院くださいませ。
オンライン診療による治療
オンライン診療の申し込みから治療開始までは簡単3ステップでおこなうことができます。
- LINEで友達登録して、そのまま事前問診に回答いただき、カレンダーから受診希望日をお選びください。
- 診断書や検査結果資料(画像診断結果、血液検査結果など)をお持ちであれば事前に送付(任意)
- オンライン診療当日は当院スタッフからご連絡させていただきますので静かな場所でご待機ください。
- なおオンライン診療は必ず患者様ご本人が受診または同席してください。ご家族など立ち合いも可能ですが、最大3名程度までにてお願いいたします。
- 治療が決定しましたら内服薬をお送りしますので、そのまま治療を開始してください。